ハンドメイド作品の【価格】の決め方|利益を出す【コツ】

ハンドメイド作品の【価格】の決め方
ハンドメイド作家

ハンドメイド作品の価格はどうやって決めたらいいんだろう?
始めは安く設定した方が売れるのかな?

基本的な考え方は、作品価格=原価+利益です。

たくさん購入してもらいたいからといって、利益の出ない価格設定にしてしまうのはおすすめできません。

今回は、作品価格の決め方の基本から、価格を決める時の注意点を解説します。

参考にしていただければ幸いです。

目次

ハンドメイド作品の【価格】の決め方

ハンドメイド作品の【価格】の決め方

作品価格の基本の考え方

まず、基本の考え方は以下です。

作品価格=原価+利益

ハンドメイドサイトを利用している場合は、以下にように考えます。

作品価格=原価+利益+販売手数料

必ず販売手数料も作品価格に入れるようにしましょう。

作品価格を決める手順

作品価格を決める手順は以下です。

STEP
原価を計算する

まずは、1つの作品に対する原価を計算しましょう。

原価となるものは、以下のようなものがあります。

  • 作品を作るための材料費
  • 材料を入手する為にかかった交通費送料
  • 作業に使う機械の電気代
  • 作品を梱包する資材
  • 作業部屋の水道光熱費
  • 作業部屋の家賃(バーチャルオフィスのレンタル代など)
  • 作家の人件費

材料費だけでなく、交通費や電気代、家賃など製作するために必要な物は全て原価とします。

それぞれを計算し、足したものが原価になります。

作家の人件費も忘れずに原価にいれましょう。
自身の時給を決めて、製作にかかった時間をかけて計算してみましょう。
例)時給1,000円、製作に30分かかった場合の人件費:1,000×0.5=500円

STEP
原価×3を計算する

計算した原価を3倍にします。

なぜ3倍にするかというと、一般的に原価は3割と言われているからです。

とは言え、原価を3倍にするとかなり高額になってしまう場合も多いと思います。

その場合は、原価×2.5倍、原価×2倍…のように調整しても良いです。

自身がどのくらい利益を出したいかを考え、原価率を決めていきましょう。

STEP
販売手数料を足す

最後に、販売手数料を足します。

ハンドメイドサイトを利用している場合は、販売手数料がかかりますので、忘れずに足しましょう。

作品価格の計算例

それでは、材料費:100円、人件費:500円、原価率:3割、販売手数料:10%の場合の作品価格を計算してみましょう。

STEP
原価を計算する

100円(材料費)+500円(人件費)=600円(原価)

STEP
原価×3を計算する

600円(原価)×3=1,800円

STEP
販売手数料を足す

1,800円+180円(販売手数料)=1,980円

この作品の作品価格は、1,980円となります。

利益を出す【コツ】

利益を出す【コツ】

ここまでで、作品価格の基本の考え方を理解することができたと思います。

ですが、この手順で決めた作品価格で売れるのかというと、そうでもありません。

実際に利益を出すには、以下3つの方法も取り入れていきましょう。

  1. 市場調査する
  2. 周りの人に聞いてみる
  3. ショップ全体の利益を考える

それぞれ詳しく解説します。

1.市場調査する

自身が出品しようとしているハンドメイドサイトで市場調査してみましょう。

まずは、自分の作品と同じジャンルの作品を探します。

その中で、人気の作品はどのくらいの価格で売られているのか確認します。

自分の付けた作品価格で売れそうなのか、もう一度考え直してみましょう。

2.周りの人に聞いてみる

家族でも友人でも誰でも良いので、自分の作品をいくらだったら購入したいと思うか聞いてみましょう。

実際に作品を購入してくれるお客様は、ハンドメイドのことをよく知らないお客様も多いです。

客観的な意見を聞いてみるのも参考になります。

3.ショップ全体の利益を考える

宣伝用として手の出しやすい価格に設定した作品を用意するのもおすすめです。

この作品はあくまで宣伝用と考え、利益率を低く設定します。

ショップ全体で利益が出ればよいので、他の作品の利益率で調整します。

販売を始めたばかりで高い価格設定にしてしまうと、購入されにくい場合もあります。

まずは宣伝用の作品を購入してもらい、徐々にリピーターを増やしていく方法もおすすめです。

原価を抑えたいなら、梱包資材はコスパ重視で購入しましょう。LOHACOがおすすめです▼

まとめ

販売を始めたばかりの方は、価格設定が難しいなと思うかもしれません。

多くのお客様に作品を購入してもらいたいからといって、利益の出ない価格に設定するのはおすすめしません。

長くハンドメイド販売を続けていくためにも、適正価格を付け、無理のない販売を行っていきましょう。

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この記事を書いた人

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ハンドメイド作家iroiroとして、付け襟を中心とした作品の製作・販売をしています。
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