【洋裁】生地の裁断方法とまっすぐ切るコツ|丁寧に解説

生地の裁断方法とまっすぐ切るコツ
生地の裁断方法を知りたい方

生地の裁断はどうやってやるの?
まっすぐ切るコツはある?

洋服の完成度を上げるには、裁断がとても重要です。

洋裁のパターンは大きいため裁断時にずれやすいですが、コツを掴めば上手く裁断ができます。

今回は、生地の裁断方法と、生地をまっすぐ切るコツを解説します。

目次

生地の裁断方法

生地の裁断方法を解説します。

必要なものは以下です。

  • 型紙
  • 50cm方眼定規
  • 待ち針
  • 裁ちばさみorロータリーカッター
  • カッターマット(ロータリーカッターを使う場合)
  • ソフトルレット

裁断は以下の手順で行います。

手順を詳しく解説します。

1.地直しをする

地直しをする

生地のゆがみをとるために、裁断をする前に生地の「地直し」をします。

生地によって地直しの方法は変わりますので、生地の種類はよく確認しておきましょう。

綿や麻の場合は、以下の方法で地直ししています。

STEP
生地を水に浸す
生地を水に浸す

洗面器などにたっぷりの水を入れ、折りたたんだ生地を入れます。

生地は、1~2時間程度浸しておきます。

STEP
生地を乾燥させる
生地を乾燥させる

水に浸した生地は、洗濯機で軽く脱水します。

脱水後は生乾きになるまで、陰干しします。

STEP
地の目を整える
地の目を整える

生地にスチームアイロンを当てながら、タテ地とヨコ地を垂直に直します。

生地が歪んでいる場合は、軽く生地を引っ張りながらスチームアイロンを当て、地の目を整えます。

地の目については以下の記事を参考にして下さい▼

2.型紙を配置する

型紙を配置する

洋裁本の指示に従い、生地の上に型紙を配置します。

型紙に写した布の目線と生地のタテ地を合わせて、型紙と生地を待ち針で固定します。

3.裁断する

裁断する

裁ちばさみやロータリーカッターを使って、生地を裁断します。

ロータリーカッターを使う場合は、必ず下にカッターマットを敷きましょう。

4.印を付ける

印を付ける1

型紙の合印や前中心・後中心には0.3mm~0.5mmぐらいの切り込み(ノッチ)を入れます。

印を付ける2

ダーツやタックなどは、ソフトルレットで印を付けます。

まっすぐに裁断するポイント

まっすぐに裁断するポイント

まっすぐに裁断するポイントは以下です。

一つづつ解説します。

1.地の目を通す

地の目を通す

裁断前には、しっかりと地直しをしておきましょう。

また、定規などを使って、布地と型紙の布目線を平行に合わせましょう。

2.生地をできるだけ動かさない

せっかく型紙を待ち針で固定しても、生地を動かすと生地と型紙がずれていってしまいます。

動く際は自分が動くようにし、生地はできるだけ動かさないようにしましょう。

3.小さなパーツはフルパターンに


襟やポケットなどの小さなパーツは、わにして裁断するとずれやすいです。

わ裁ちの型紙の場合も、自身でフルパターンの型紙を作り直して裁断することをおすすめします。

型紙の写し方については以下の記事を参考にして下さい▼

4.全面芯のパーツは粗裁ちする

全面芯のパーツは粗裁ちする

接着芯を張ると、生地は縮みます。

特に全面芯のパーツの場合はから粗裁ちしましょう。

手順は以下です。

  • 生地と接着芯を粗裁ち
  • 生地に接着芯を張る
  • 型紙通りに裁断

生地や接着芯によって縮み具合が異なります。
基本的には0.5cm~1.0cmくらい多めに粗裁ちしておけば、生地が縮んで足りなくなることはないと思います。

接着芯を張るコツは、以下の記事で解説しています▼

粗裁ちの方法は、以下の記事で解説しています▼

まとめ

今回は、「生地の裁断方法」と「生地をまっすぐ切るコツ」を解説しました。

裁断のコツは、地の目を通し、できる限り型紙とずれのないように裁断することです。

そのためには、「水通し」や「地直し」の下準備をしっかりとすることが大切です。

参考にしていただければ、幸いです。

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ハンドメイド作家iroiroとして、付け襟を中心とした作品の製作・販売をしています。
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