洋裁で【きせをかける】 とは?“裏地のきせのかけ方”を解説!


“きせをかける”とはどういう意味?
“きせのかけ方”を知りたい!
“きせをかける”とは、出来上がり線より数ミリ奥に折り山をつくり、縫い目を隠すように折ることです。
主に裏地を縫う際に行います。
今回は、【きせをかけるの意味】 と、【裏地のきせのかけ方】を解説します。
参考にしていただければ、幸いです。
目次
きせをかけるとは?


“きせをかける”とは、出来上がり線より2~3mm奥に折り山をつくり、縫い目を隠すように折ることです。
洋裁では、主に裏地を縫う際に行います。
表地と裏地を同寸法で縫ってしまうと、ゆとりがなく動きずらかったり、生地がひきつれてしまうことがあります。
そのため、裏地に“きせ”をかけることが必要になります。
裏地のきせのかけ方
裏地のきせのかけ方は、以下です。
STEP
出来上がり線に印をつける


出来上がり線にチャコ等で印をつけます。
STEP
まち針で留める


裏地を中表に合わせ、まち針で留めます。
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STEP
出来上がり線にしつけをかける


STEP1でつけた出来上がり線の印の上にしつけをかけます。
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STEP
出来上がり線より0.2cm~0.3cm内側を縫う


STEP3でしつけをかけた位置(出来上がり線)より0.2cm~0.3cm内側を縫います。
STEP
出来上がり線をアイロンで折る


出来上がり線をアイロンで折ります。
STEP
しつけを外す


しつけを外します。
STEP
完成!


0.2cm~0.3cm分きせがかかり、裏地にゆとりができました。
まとめ
今回は、【きせをかける】 の意味と【裏地のきせのかけ方】を解説しました。
参考にしていただければ、幸いです。
裏地の縫い方は、以下の記事で解説しています▼
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