【初心者向け】失敗しない!生地選びのコツ|おすすめ生地5選


初心者におすすめの生地はどれ?
生地を選ぶコツを知りたい!
今回は、‟初心者さん向けの生地選びのコツ”と‟初心者さんにおすすめな生地”を紹介します。
参考にしていただければ、幸いです。
初心者さんが生地を選ぶポイント3つ
初心者さんが生地を選ぶポイントは、以下です。
それぞれ詳しく解説します。
1.布地の素材
まずは、生地の素材を確認しましょう。
初心者さんなら、コットン(綿)かリネン(麻)がおすすめです。
滑りにくく、適度な張りがあるので縫いやすいです。
また、熱にも強いのでアイロンもかけやすいです。
ポリエステル生地は滑りやすかったり、生地がひきつれやすいことが多いですし、
ウールは毛並みがあったり地直しもコツが要りますので初心者さんにはおすすめできません。
まずは、コットン(綿)かリネン(麻)から縫い始めてみましょう。
2.生地の厚さ
次に確認してほしいのは、生地の厚さです。
生地は、大きく分けて薄地・普通地・厚地があります。
初心者さんにおすすめの生地の厚さは、普通地です。
薄地は糸調子を整えるのがやや難しく、生地が引きつれやすいです。
また、厚地だと縫い進めにくかったり、場合によっては縫い代整理をしないと縫い進められないことがあります。
一方、普通地はそこまで糸調子を合わせるのが難しくなく、糸調子が合っていれば生地のひきつれもおきにくいです。
始めは普通地から縫っていくのがおすすめです。
3.生地の柄の有無
最後に確認してほしいのは、生地に柄があるかないかです。
初心者さんにおすすめなのは、生地に柄のない‟無地”です。
柄のある生地は、柄合わせが必要になる場合があったり、縫いずれも目立ちやすいです。
無地の生地であれば、柄合わせの必要がなく、縫いズレても分かりにくいので初心者さん向けです。
どうしても柄物を使いたい方は、上下の向きがないもので、小さめの柄の生地がおすすめです。
例えば、大きな花柄よりは小花柄、大きめのチェック柄よりは小さめのチェック柄であれば、柄合わせをあまり気にしなくても目立ちにくいかと思います。
初心者さんにおすすめの生地5選
初心者さんにおすすめ生地は、以下です。
それぞれの生地の特徴を紹介します。
1.シーチング
シーチングは、平織りで織られた生地です。
織り目はやや粗く、通気性が良いです。
生地の厚さも厚すぎず薄すぎず、初心者さんでも縫いやすいです。
無地からプリントされたものまで種類が豊富なので、小物からお洋服まで様々な用途で使えます。
仮縫いにも使われる生地なので、ミシン縫いの練習にもぴったりです。
ただ、シワになりやすいという特徴もあるので、お洋服に使う場合は注意しましょう。
2.ブロード
ブロードは、目の詰まった平織りの生地です。
目が細かくて密度の高い生地ですので、シーチングと比べると透けにくく、やや光沢があります。
ブロードも程よい厚さでハリもあるので、初心者さんでも縫いやすいです。
ブロードは肌触りが良く透けにくいので、シャツやブラウスに使われることも多いです。
ただし、綿100%だとシワになりやすいですので、シワになりにくい生地が良い場合はポリエステル混のT/Cブロードを使うと良いです。
3.リネン
リネンは、麻の一種で平織りの生地です。
耐久性があるので、摩擦や洗濯にも強いです。
通気性が良く速乾性もあるので、汗をかく夏物の衣類にもおすすめの生地です。
薄手の生地ならシャツやワンピース、厚手の生地ならバッグの生地としても使えます。
ただ、シワになりやすい生地なのでシワを生かしたデザインにするなど工夫をすると良いです。
4.オックスフォード
オックスフォードは、平織の変化組織の斜子織りという織り方の生地です。
斜子織りとは、数本(大体2本)の糸を束ねて平織にする織り方です。
オックスフォードは、中厚地の生地でハリがあり、やや光沢感もあるので、カジュアル~フォーマルまで幅広く使えます。
シワになりにくいので、シャツ、ワンピース、パンツ、スカートなど様々な用途で使えます。
5.ツイル
ツイルは、綾織の生地です。
上品な光沢感がありしわになりにくい一方、平織の生地と比べると摩擦に弱いという特徴があります。
ツイルは規格によって呼び方が変わり、チノ、ウェポン、デニム、カツラギなどの種類があります。
中厚地なので、ワンピース、パンツ、スカートなどにぴったりです。
初心者さんには不向きな生地
初心者さんには不向きな生地は、以下です。
それぞれ詳しく解説します。
1.薄手の生地
オーガンジーやシフォンなど透け感のある薄地の生地は、糸調子を合わせるのが難しいです。
糸調子が合っていないと、生地が引きつったり、生地が破けてしまうこともあります。
まずは、普通地でのミシン縫いに慣れてから、挑戦してみることをおすすめします。


2.厚手の生地
ウールやデニムなどの厚地の生地は、生地が重なるとミシンで縫い進めるのが難しいです。
また、生地が厚いのでアイロンもかけにくいです。
上手く縫う為にはそれぞれの作業でひと手間加える必要が出てきますので、初心者さんにはおすすめできません。


3.毛並みのある生地
毛並みのある生地は、一方方向で裁断し縫い合わせる必要があります。
毛並みの向きを混在して縫い合わせると、ちぐはぐになりおかしな見た目になります。
毛並みがあると縫う際も縫いズレやすくなるので、テクニックが必要になってきます。


4.滑りやすい生地
サテンや裏地のようにツルツルした生地は滑るので、裁断が難しく縫いズレも起きやすいです。
裁断する際はロータリーカッターを使用したり、縫う際はしつけをかけたりひと手間が必要です。


5.チェックやストライプ柄の生地
チェックやストライプ柄の生地は、柄合わせが必要になります。
柄合わせすると通常よりも生地の量が必要になってくるので、生地が足りなかったなんてことも!
細かい柄であれば無理に柄合わせをしなくても目立ちませんが、大きな柄だと柄合わせができていないと素人感が出てしまうと思います。
柄物は可愛いくて使いやすいので選びがちですが、柄合わせがあるのでご注意ください!
まとめ
今回は、‟初心者さん向けの生地選びのコツ”と‟初心者さんにおすすめな生地”を紹介しました。
初心者さんが生地を選ぶポイントは、以下です。
- 生地の素材
- 生地の厚さ
- 生地の柄の有無
初心者さんにおすすめ生地は、以下です。
- シーチング
- ブロード
- リネン
- オックスフォード
- ツイル
参考にしていただければ、幸いです。
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