ミシンの「返し縫い」は必要?しないほうがいい場合と糸の処理方法

ミシンの縫い始めや縫い終わりの時、返し縫いをしていますか?
返し縫いは、縫い目がほどけにくくなるようにする為に必要な作業です。
ただし、縫う場所や生地の種類によっては、返し縫いをすると縫い目が重なり厚くなったり、表側に縫い目が目立ってしまうこともあります。
この記事では、ミシンで返し縫いをする理由や、省略できる場合、返し縫いをしないときの糸の処理方法について解説します。
ミシンで返し縫いをする理由

返し縫いとは、縫い始めや縫い終わりに、3~5針程度逆方向に縫う方法です。
縫い目を重ねることで、糸がほどけにくくなるようにする目的があります。
特に、縫い目の端に力がかかる部分や、ほどけると困る部分では、返し縫いが役立ちます。
返し縫いをしないほうがよい場合
返し縫いは便利な方法ですが、状況によっては省略したほうがきれいに仕上がる場合もあります。
返し縫いをしないほうがよい場合は、以下です。
それぞれ詳しく解説します。
1.仮留めの時

仮留めでミシンをかける時は、返し縫いはしなくていい場合が多いです。
仮留目ミシンの主な例は以下です。
- ギャザーを寄せるためのミシン
- しつけ代わりの仮留め
- 後でほどく前提の縫い目
返し縫いをすると余計な厚みが出てしまい、縫い代がスッキリとしない原因となります。
仮留めなど、返し縫いしなくてもよい時は、返し縫いをせず仕上げると綺麗に仕上がります。
2.縫い始めと縫い終わりが重なる時

袖やスタート、ズボンの裾のように、縫い始めと縫い終わりの縫い目が重なる場合は、縫い始めの返し縫いは不要になります。
縫い始めで返し縫い、さらに縫い終わりでも返し縫いすると、何重にも縫い目が重なってしまいます。
縫い終わりは、縫い始めの縫い目に数針重ねてから返し縫いをすればOKです。
3.ダーツを縫う時

ダーツを縫う時は、縫い終わりは返し縫せず手縫いで糸処理をすると綺麗に仕上がります。
縫い終わりの糸は10cm程度引き出し、玉止めし縫い目にからげます。
詳しいやり方は、過去の記事で解説しています▼

4.表から見える部分を綺麗に仕上げたい時

ステッチが表から見える部分では、返し縫いによって縫い目が重なり、そこだけ目立つことがあります。
見た目を重視したい場合は、返し縫い以外の糸処理が適していることもあります。
ただし、縫い目の強度が必要な場所では、見た目だけで判断せず、ほどけにくい処理を選ぶことが大切です。
返し縫いなしで糸を処理する方法は、以下の記事で詳しく解説しています▼

返し縫いをするか迷った時の判断ポイント

返し縫いをするかどうか迷ったときは、次の点を確認してみましょう。
- 縫い目に強度が必要か: 力がかかる部分や、ほどけると困る部分では、適切な固定が必要です。
- 生地が薄いか、厚いか: 返し縫いによって生地がつったり、厚みが増したりしないか確認します。
- 表から見える部分か: 縫い目の重なりが目立つ場合は、別の処理方法も検討します。
- 別の糸処理ができるか: 返し縫いを省略する場合は、縫い目がほどけないように処理します。
返し縫いをするかしないかは、作品の用途や生地の状態に合わせて使い分けることが大切です。
まとめ
ミシンの返し縫いは、縫い始めや縫い終わりの糸がほどけにくくなるようにするための基本的な操作です。
一方で、薄い生地や表から見える部分などでは、返し縫いによって縫い目が目立つこともあります。
そのような場合は、返し縫いを省略し、糸端を結ぶなど別の方法で処理することもできます。
大切なのは、返し縫いをするかしないかだけでなく、縫い目の強度を保ちながら、作品に合ったきれいな仕上がりにすることです。
生地や縫う場所に合わせて、適切な方法を選んでみてください。
返し縫いに関するおすすめ記事は、以下です▼




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