ジグザグミシンで【返し縫い】は必要?縫い始めと終わりの処理方法
ジグザグミシンで返し縫いは必要?
縫い始めと縫い終わりはどうやって処理したらいいの?
結論から言うと、ジグザグミシンで返し縫いが必要かどうかは“場合による”です。
縫い始めと縫い終わりを返し縫いして処理することもできますが、あまり見栄えが良くないので私はほとんど使いません。
今回は、“ジグザグミシンでの返し縫いの必要性”と、“縫い始めと縫い終わりの処理方法”を解説します。
参考にしていただければ、幸いです。
ジグザグミシンで【返し縫い】は必要?
ジグザグミシンで返し縫いが必要かどうかは場合によります。
ジグザグミシンをかけた後、糸をキワでカットしてしまうと、だんだんほつれてきてしまいます。
そのため、ほつれる心配のあるものに関しては、返し縫いが必要になります。
ただし、返し縫いが必要になる場面は意外と少ないように思います。
飾りのステッチとして入れる場合、返し縫いをすると返し縫い部分の縫い目がずれあまりきれいに処理できません。
また、ジグザグミシンをかけた後、糸端の布が三つ折りされて縫われる場合などは、ほつれる心配がない為そもそも返し縫いをする必要がありません。
返し縫いが必要な場合
飾りのステッチとしてジグザグミシンをかける場合はほつれてきてしまう為、返し縫い、またはほつれ止めが必要です。
ただし、返し縫いをすると返し縫いの箇所のジグザグがずれたり、太くなってしまうのであまり美しくはありません。
返し縫いが不要な場合
ジグザグミシンの縫い始めや縫い終わりが、垂直に縫われていれば、ほつれの心配がありません。
この場合、返し縫いをする必要はありません。
縫い始めと終わりの処理方法【4選】
縫い始めと終わりの処理方法は、以下です。
1.止め縫いをする
止め縫いの機能が付いているミシンなら、ぜひ止め縫いをしてみましょう。
止め縫いは、手縫いの玉結びや玉止めのような縫い方で、返し縫いよりも目立たずほつれ止めをすることができます。
2.糸を裏に引き出し結ぶ
ジグザグ縫いをした後、糸を裏に引き出し結びます。
表からは綺麗な縫い目になります。
糸を裏に引き出し結ぶ方法
ジグザグ縫いで縫った後の糸を10cmくらい引き出してから糸をカットします。
糸は裏側に引き出し玉止めをしておきます。
糸はジグザグミシンに2~3cm通しておくと良いです。
3.ジグザグミシンで返し縫いをする
ジグザグミシンをかけたら、ジグザグミシンのまま返し縫いをします。
ジグザグの縫い目がぴったり合わなかったりするので見た目はあまり美しくはありませんが、手軽にほつれ止めするには良いです。
4.直線ミシンに切り替えて返し縫い
ジグザグミシンをかけた後、直線ミシンに切り替えて返し縫いをします。
ジグザグミシンで返し縫いをするよりも、縫い目が細かくなるので強度が増します。
まとめ
今回は、返し縫いの必要性と、縫い始めと縫い終わりの処理方法を解説しました。
縫い始めと縫い終わりの処理方法は、以下です。
- 止め縫いをする
- 糸を裏に引き出し結ぶ
- ジグザグミシンで返し縫いをする
- 直線ミシンに切り替えて返し縫い
参考にしていただければ、幸いです。
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