縫い代は割る?片倒しにする?それぞれのやり方を解説!
縫い代は”割る”のか”片倒しにする”のかどちらがいいの?
それぞれのやり方を知りたい!
2枚の生地を縫い合わせた後の縫い代は、“割る”か“片倒しにする”かどちらかの作業をする必要があります。
“割る”か”片倒しにする”かは、作品や使用する生地などによって適切な方を選びます。
今回は、“縫い代を割る方法”と“縫い代を片倒しにする方法”について解説します。
参考にしていただければ幸いです。
“縫い代を割る”か”縫い代を片倒しにする”か?
2枚の生地を縫い合わせたら、“縫い代を割る”または、“縫い代を片倒しにする”作業をします。
“縫い代を割る”のか”縫い代を片倒しにする”のかは、どちらが正解ということはありません。
生地の厚さ、ステッチの有無、ファスナーを付けるのか、裏地を付けるのか…状況によって選択します。
“縫い代を割る”場合
縫い代を割ると、縫い代の厚みが減るので、スッキリとした見た目になります。
また、左右に同じ分量の縫い代になるので、縫い代が安定します。
“縫い代を片倒しにする”場合
縫い代を片倒しにすると、縫い代の厚みが増すので、厚い生地だと縫いずらくなります。
ただ、ロックミシンをかける際は2枚一緒にかけられるので、時短になります。
“縫い代を割る”のか”縫い代を倒す”のか迷った場合は、余り生地で試し縫いをして検討してみましょう!
試し縫いの方法は、以下の記事で解説しています▼
“縫い代を割る”方法
“縫い代を割る”方法は、以下です。
縫った後の縫い目は、まっすぐではなく多少波打っている状態です。
縫い目にアイロンをかけ、縫い目の波打ち等を整えます。
縫い代を開き、アイロンをかけます。
この時アイロンの先端を使って、縫い目の上のみにアイロンをかけるようにします。
厚い生地の場合は…
厚い生地で縫い代が上手く割れない時は、縫い目に水をつけてからアイロンすると良いです。
生地の熱が冷める前に動かすと、せっかく開いた縫い代が閉じてしまいます。
生地の熱が冷めるまで動かさずに待ちましょう。
袖万など使って、熱をとってあげてもOKです。
“縫い代を片倒しにする”方法
“縫い代を片倒しにする”方法は、以下です。
縫い目を落ち着かせるため、縫い目にアイロンをかけます。
縫い代を片側に倒し、アイロンをかけます。
倒す方向の指示がある場合は、指示に従い倒します。
生地の熱が冷めるまで待ちます。
まとめ
今回は、”縫い代を割る方法”と”縫い代を片倒しにする方法”について解説しました。
作品や使用する生地などによって適切な方法を選んでみて下さい。
参考にしていただければ幸いです。
ロックミシンで縫い代を始末する方は、以下の記事も参考にして下さい▼
洋裁におすすめのアイロンは、以下の記事で紹介しています▼
アイロンがけには、アイロン定規がおすすめです▼
コメント