洋裁本の【型紙の写し方】を丁寧に解説|綺麗に写すポイント
洋裁本の型紙ってどうやって写すの?
上手く写す方法を知りたい!
洋裁本の型紙は、1枚の紙に複数の洋服の型紙が印刷されているため、写すのが難しいなと感じる方もいらっしゃると思います。
今回は、型紙を写す方法と、綺麗に写すポイントを解説します。
洋裁本の型紙の写し方
洋裁本の型紙(実物大パターン)の写し方を解説します。
必要なものは以下です。
- 型紙
- ハトロン紙
- 文鎮
- 50cm方眼定規
- Dカーブルーラー
- L尺(なくても良い)
- シャープペンシル
- 消しゴム
- はさみorカッター
型紙は以下の手順で写します。
手順を詳しく解説します。
1.作りたい洋服の型紙を確認
本に付属している型紙は、1枚の型紙に複数のパターンが印刷されていることが多いです。
サイズ別にパターンが印刷されているので、線がごちゃごちゃしているかと思います。
まずは作りたい洋服に必要なパーツをよく確認しましょう。
例えばMの型紙を作る場合、①~⑤の5つのパーツを写す必要があります。
2.型紙を写す
型紙の上にハトロン紙を敷いて、必要なパーツをシャープペンシルで写します。
ハトロン紙の上には文鎮を置いて、しっかりと固定しておきましょう。
直線部分は50cmの方眼定規を使用し、カーブ部分はDカーブルーラーを使うと良いです。
合印、布目線、あき止まりの印なども忘れずに写しましょう。
3.縫い代をつける
型紙は、縫い代付きの型紙と縫い代なしの型紙があります。
縫い代が付いていない型紙の場合は、洋裁本の指示に従い自身で縫い代をつけます。
その場合は、以下いずれかの方法で縫い代を付けます。
- 縫い代込みの型紙を作成する
- 裁断の際に縫い代を付けてカットする
個人的には、①縫い代込みの型紙を作成する方法がおすすめです。
縫い代込みの型紙を作成した方が、必要な布の長さがより正確に分かりますし、間違えても修正が可能です。
縫い代込みの型紙を作成する場合の縫い代の付け方
写したパターンに対し、縫い代分平行にカット線を引きます。
縫い代を付ける際は、方眼定規が便利です。
4.型紙をカットする
カッターやはさみ(紙切りばさみ)を使って型紙をカットします。
紙を切るときは刃が傷んでしまうので、裁ちばさみは使わないでくださいね!
型紙を綺麗に写すポイント
型紙を綺麗に写すポイントは以下です。
一つづつ、解説します。
1.4隅に文鎮を置く
型紙とハトロン紙がずれてしまうと、型紙を正確に写すことができません。
型紙の上にハトロン紙を敷いたら、4隅に文鎮を置きましょう。
文鎮がない場合は、重しになるようなもので代用してもOKです!
2.平らな場所で写す
型紙の下に物が置いてあったり、でこぼこしている机だと型紙を綺麗に写すことができません。
必ず平らな場所で型紙を写しましょう。
3.細い線を引く
角が丸まった鉛筆などで型紙を写そうとすると、線がずれてしまい正確に写すことが難しいです。
0.3mmのシャープペンシルを使用すると、細くきれいな線が書けます。
4.定規を上手く使う
型紙を写す際は、50cm方眼定規は必須です。
洋服の型紙だと長い線を写すことも多いため、50cmぐらいの長さがあった方が写しやすいです。
また、縫い代を自分で付けることも多いので、方眼定規だとかなり使いやすいです。
必須ではありませんが、カーブの部分はDカーブルーラーやL尺があると便利です。
洋裁でぜひ用意しておきたい定規は、以下の記事で紹介しています▼
5.メンディングテープを使う
ハトロン紙の長さが足りない時は、メンディングテープを使うと良いです。
セロハンテープだとテープを張った部分は上から線を引くことができませんが、メンディングテープはテープの上からでも線が引けます。
また、テープの上に書いた文字も消しゴムで消すことができます。
まとめ
今回は、洋裁本の型紙を写す方法と、綺麗に写すポイントを解説しました。
型紙を正確に写すことで、裁断や縫製もスムーズにできます。
参考にしていただければ、幸いです。
パターンを独学で学びたい方は、以下の記事がおすすめです▼
縫い代を付ける際は”直角出し”をすると綺麗に縫えます▼
型紙の収納方法は、以下の記事で紹介しています▼
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