ミシンのパッカリングとは?布や縫い目が波打つ原因と直し方

ミシンで布を縫ったら、縫い目の周りの布が波打ってしまった…ということはありませんか?
このパッカリングは、薄地や、目の詰まった生地を縫う時に起こりやすいです。
今回は、パッカリングが起こる原因と、パッカリングを防ぐためのポイントを解説します。
パッカリングとは?

パッカリングとは、縫い目に縫い縮みが起こり、縫い目の周りが波打ったり、シワができたりすることです。
特に、薄い生地や、目の詰まった生地を縫う際に起こりやすいです。
パッカリングの起こる原因は、様々です。
ミシンの設定、生地、針や糸、縫い方など、いくつかの要因が重なり起こることがあります。
パッカリングが起こる原因
パッカリングが起こる主な原因は、以下です。
それぞれ詳しく解説します。
1.針や糸が生地に対して太い

針が太すぎると、生地を針が通るときの抵抗が大きくなります。
特に薄い生地では、針が上下する時の生地との抵抗が、パッカリングの原因になることがあります。
薄地を縫う場合は、生地に合った細めの針を選ぶことが大切です。

また、ミシン糸も重要です。
薄い生地に太い糸を使うなど、生地と合わない糸を使うと、生地に負担がかかり、パッカリングが起こりやすくなります。
薄地を縫うときは、細めの針+細めの糸で縫うようにしましょう。
ミシン糸とミシン針の正しい組み合わせは、以下の記事で詳しく解説しています▼

2.糸調子が強い

上糸・下糸の糸調子が強すぎると、縫い糸が生地を引き寄せ、縫い目の周辺が縮み波打つことがあります。
特に薄い生地は、糸調子を弱くしてみると改善することがあります。
糸調子の合わせ方は、以下の記事で詳しく解説しています▼

3.縫い目が細かすぎる

縫い目が細かいほど、針穴と糸の量が増えるため、生地に負担がかかりやすくなります。
縫い目の長さを適切に設定することで、改善できることがあります。
パッカリングが気になるときは、少し粗めに設定してみて下さい。
適切な縫い目の長さについては、以下の記事で詳しく解説しています▼

4.押さえ圧が強い

圧力が強すぎると上下の布の送りにズレが生じることで、パッカリングが起きます。
特に、薄地やデリケートな生地を縫う際は、押え圧を弱めにして縫ってみて下さい。
5.生地を引っ張っている

生地を引っ張りながら縫うと、生地が伸びた状態で縫われてしまいます。
伸びて縫われた生地が、元の状態に戻ろうとすることで、波打ちが生じます。
生地は引っ張らず、手は添える程度、ミシンの送りに任せて縫うことが大切です。
パッカリングを防ぐ裏技

薄地などでどうしても波打ってしまうという時に便利なのが、ハトロン紙です。
ハトロン紙を生地の下に敷いて縫うことで、波打ちが軽減されます。
ハトロン紙を使った方法

細く切ったハトロン紙を生地の下に敷いて縫います。

ハトロン紙をそっと剥がします。
ハトロン紙を使った詳しい縫い方は、以下の記事で詳しく解説しています▼


パッカリングの改善方法

では、すでに縫ってしまって波打っている場合はどうすればいいのでしょうか。
軽いパッカリングの場合は、アイロンで縫い目の周りを整えることで、見た目を改善することができます。
ただし、この方法は、原因そのものが解決しているわけではありません。
綺麗に整えても、洗濯等を行った後に波打ちがまた出てくる場合もあります。
パッカリングがひどい場合は、縫い直しも検討してみて下さい。
アイロンのかけ方

アイロンは生地に合わせた温度で、縫い目周りを押さえるようにして形を整えます。
生地によってはスチームも使ってみて下さい。
まとめ
今回は、パッカリングが起こる原因と、パッカリングを防ぐためのポイントを解説しました。
薄手の生地では起こりやすい縫製トラブルですが、針や糸、糸調子や縫い目を見直すことで改善できる場合が多いです。
パッカリングが起きた時は、参考にしていただければ幸いです。
ミシンで起きやすい失敗については、以下の記事がおすすめです▼




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