ジグザグミシンorロックミシン|縫い代始末はどっちがいい?


縫い代始末をするには、ジグザグミシンとロックミシンどっちがいいの?
ジグザグミシンでもロックミシンでも縫い代始末をすることが可能ですが、それぞれメリット・デメリットがあります。
今回は、ジグザグミシンとロックミシンの難易度・見た目・強度を比較し、両者の使い分けを解説します。
ジグザグミシとロックミシンの違い
ジグザグミシとロックミシンの違いを、難易度・見た目・強度に分けて詳しく解説します。
1.難易度
ジグザグミシン


家庭用ミシンのボタンやタッチパネルでジグザグ縫いのモードに切り替えるだけで特別な設定はありません。
ただ、薄地の場合は布地を巻き込みやすいので、初心者の方は少し縫いずらく感じるかもしれません。
ロックミシン


初心者の方はロックミシンの糸をかけたり、糸調子を合わせるのが少し難しく感じるかもしれません。
縫い方自体は布端を合わせて手を添えるだけなので、慣れてしまえば簡単です。
ジグザグミシンの縫い方のコツは、以下の記事で解説しています▼


2.見た目
ジグザグミシン


表


裏
2本の糸でジグザグに縫われています。
布は切り落とされない為、布端は自分でカットした状態のままです。
ロックミシン


表


裏
3本糸または、4本糸が絡み縫われています。
布を切り落としながら縫うので、布端は綺麗に揃っています。
3.強度
ジグザグミシン


2本の糸でジグザグに縫われていますが、縫い目は少し粗いです。
数回洗濯をしたぐらいではほつれませんが、布地によっては洗濯を繰り返すことでほつれが気になる場合もあります。
ロックミシン


市販のものは、ロックミシンで処理されていることがほとんどです。
3本または、4本の糸が絡み合っているので、洗濯等で簡単にほつれることはありません。
ジグザグミシとロックミシンの使い分け


ジグザグミシとロックミシンをどのように使い分けたら良いかを、それぞれのメリット・デメリットとともに解説します。
ジグザグミシンとロックミシンのメリット・デメリット
ジグザグミシンとロックミシンのメリット・デメリットは以下です。
ジグザグミシンのメリット・デメリット


ジグザグミシンのメリット
- 家庭用ミシンの機能でできる
- 簡単に縫える
ジグザグミシンのデメリット
- 耐久性が不安
- 見た目がイマイチ
ジグザグ縫いの機能は、たいてい家庭用ミシンの機能の中に入っているので、高価なロックミシンを購入する必要がありません。
また、ボタンやタッチパネルでジグザグ縫いを選択すればジグザグ縫いがスタートするので、難しい操作がないこともメリットとして挙げられます。
一方で、2本の糸でジグザグに縫っているため、3本や4本で縫っているロックミシンと比べると耐久性は劣ります。
ジグザグ縫いの間から糸のほつれも多少出てくるので、見た目があまり綺麗ではないことがデメリットになります。
ロックミシンのメリット・デメリット


ロックミシンのメリット
- 耐久性がある
- 見た目が綺麗
ロックミシンのデメリット
- 価格が高い
- 操作が少し複雑
ロックミシンのメリットは、何といっても耐久性と見た目の綺麗さです。
3本または、4本の糸で縫われているので洗濯にも強いです。
布端をカットしながら縫っているので布端も綺麗で、ほつれにくい為見た目も綺麗です。
一方、家庭用ミシンのように1台で直線縫いから縫い代始末までできるわけではありません。
追加でロックミシンを買わなければならないのが費用面でデメリットがあります。
また、糸のかけ方や糸調子の合わせ方が少し複雑なので、慣れるまでは難しく感じるかもあしれません。
ジグザグミシンとロックミシンの使い分け
では、ジグザグミシとロックミシンのどちらを使ったら良いでしょうか?
おすすめの使い分けは、以下です。
ジグザグミシン
初心者、できるだけ費用を抑えたい方 →ロックミシン
商品の販売をする方、本格的に縫いたい方→ご自身の状況に合わせて使い分けてみて下さい!
おすすめの家庭用ミシンは、以下の記事で紹介しています▼




おすすめのロックミシンは以下の記事で紹介しています▼


まとめ
今回は、ジグザグミシンとロックミシンの難易度・見た目・強度を比較し、両者の使い分けを解説しました。
おすすめの使い分けは、以下です。
初心者、できるだけ費用を抑えたい方 → ジグザグミシン
商品の販売をする方、本格的に縫いたい方→ ロックミシン
参考にしていただければ、幸いです。
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ミシンの購入方法は、以下の記事を参考にして下さい▼


家庭用ミシンと職業用ミシンの違いについては、以下の記事にまとめています▼


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